蚊について
種類と特徴
種類 | コダタアカイエカ | シナハマダラカ |
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成虫 | 4.5mm、 黒色 | 5.5mm、 茶褐色、 羽に黒白のまだら模様がある |
発生源 | - | 草が多くある水田や池、沼 |
被害 | 豚や牛、馬を好む 日本脳炎を媒介する | 夜間に活動する 人、牛、馬などを激しく刺す マラリアを媒介する(日本では病原虫がいないので発生していない) |
ヒトスジシマカ(やぶ蚊) | アカイエカ | |
4.5mm、 黒色、 背に一筋の白い線 | 5.5mm、 灰褐色 | |
藪の中の水溜り、空き缶や空き瓶など | 卵はどぶ、防火用水、下水、雨水マスに産みつける | |
昼間、藪の中や郊外の庭などを飛び回る 目に見えない所(背中、腕など)を狙う テング熱ウィルスを媒介する | 日本の代表的な蚊 夜間に侵入して刺したり、庭にいると刺しにくる 日本脳炎やフィラリアを媒介する |
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チカイエカ | ユスリカ | |
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ビルの地下の溜まり水や水洗便所の浄化槽、排水路 | 川や池などの淡水 | |
幼虫期間が長い 秋になっても休眠せず、初冬でも活動する | 蚊に似ているがハエ目の昆虫で、人を刺すことはない 幼虫は釣り餌に使われる(アカムシ) |
被害
蚊はほとんどが吸血性で、病原菌を持つ動物の血を吸うことによって、マラリア・フィラリア・黄熱病・日本脳炎・テング熱などの恐ろしい伝染病を媒介します。成虫の寿命は一ヶ月ほどですが、その間にメスは3〜4回吸血と産卵を繰り返すため、伝染病の感染拡大の一因となっています。
対策
ご家庭では、電子蚊取り器や蚊取り線香、ハエ・蚊用エアゾール、虫除けスプレーを用いて忌避することが出来ます。また、肌の露出部を少なくしたり、蚊の活動が活発になる夕方の外出を出来るだけ避けるなどすると被害は少なくなるでしょう。
刺された場合の応急処置としては、虫刺され用のかゆみ止めを塗ると良いでしょう。痒くてもひっかいてはいけません。