チョウバエ
特徴
チョウバエ類はハエ目のチョウバエ科に属する昆虫ではありますが、実際はハエの仲間ではなく蚊の仲間に近い昆虫です。下水溝の汚泥や水洗便所の腐敗溝の汚泥から幼虫が大発生します。
メスは5〜6日の生存期間中に20〜100個の卵を水辺に産みます。
卵は約2日で孵化、9〜15日で幼虫から蛹へ成長した後2日で羽化し、成虫になります。
成虫が見られるのは4月〜11月で、東京近辺の発生ピークは5月〜6月頃と言われています。
被害
台所や風呂場に大量発生して不快感を与えるだけでなく、居間に侵入することもあり、その際細菌の運搬者となる場合があります。また、幼虫が人体の一部(例えば尿道・気管支・眼球)に寄生して障害を引き起こすことがあります。
対策
汚水枡を薬剤で消毒することで発生を未然に防ぐのが最も効果的です。