ハクビシンについて
特徴
ハクビシンは、台湾や東南アジア、中国南部などを原産とするジャコウネコ科の哺乳類です。1940年ごろ、みかん生産地の静岡県などで農作物を食い荒らしたことによりその存在が知られ始め、徐々に福島県や長野県、山梨県をはじめとして全国的に生息が確認されるようになりました。東京や埼玉では、1978年ごろ初めて生息が確認されました。
本来日本には生息しない外来種で、2003年春に新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)の感染源ではないかと疑われたことからメディアなどで大きく取り上げられ、有名になりました。厚生労働省は、2003年7月に、SARSを持ち込む恐れがあるとしてハクビシンの輸入を禁止しました。(感染症法)
可愛らしい外見をしていますが、鋭い爪や歯を持っており大変危険です。
姿は、全体にかけて赤褐色(茶色)で、鼻筋から頭頂部にかけて白斑があり、目の周りは黒く、長くて太い尾を持っています。また、強い体臭がするのも特徴のひとつです。
被害
ハクビシンは、握りこぶしほどの大きさの隙間から家屋へ侵入することが出来ます。
床下や外壁の隙間から家屋に侵入したハクビシンは、主に天井裏を住処にして居ついてしまいます。
これにより、
- ハクビシンが歩くことによる足音が気になる
- 糞尿によって天板が傷む、臭いがする、不衛生になる
天井で発見されたハクビシンのフン。もっと大量に見つかることもあります。
防除について
調査と点検
床下や天井裏に調査員が入り、調査出来る範囲で足跡やフンがないか調査します。
実施計画
施工内容、期間、必要費用などの調査報告のご説明を行い、お客様のご承諾後に施工を開始します。
施工
発見されたフンを除去し、周辺に薬剤を噴霧して消毒作業を行います。
薬剤噴霧を行ってもハクビシンが出入りし続ける場合、罠による捕獲を行う場合もあります。一般的には、罠による捕獲を行ったほうが被害が止まる可能性はとても高いです。
その後、足音がしなくなってハクビシンがもういないと判断できた場合、侵入口を板金や金網などで塞ぎます。
捕獲するためには、狩猟免許の一つである「わな猟免許(鳥獣保護法)」が必要です。
当社では「わな猟免許」を取得しているスタッフがおります。お気軽にご相談下さい。